YAMAHA V-Max

＜２０００年７月＞

 

そんなつもりはなかったのに・・・？ 　某ライコランド(笑)から「バーゲンですよ」の知らせが届く。 　「隼のマフラーは安くなってるかな？」と思い、ちょっと出かけたのが運の尽き。V-Max用としては最もメジャーなアクティブ製のリアキャリアが、なんと４割引き近い価格で展示されているのに気付いてしまったのだ。 　気付くとカード片手にレジへ並んでいる俺、大丈夫か？今月は出費を控えるんじゃなかったのか？(爆)	荷台部分は結構小さい
ノーマルだったら簡単だけど・・・ 　２日後、宅配便で届いたキャリアを早速取りつける。 　さすがはアクティブ、取扱説明書はしっかりとしたものだ。 　車体への取り付けは２箇所（左右で４箇所）、何れもタンデムグラブバーの取りつけ部と共有するようになっている。 　資料を見るに、グラブバー回りだけバラせば大丈夫そうだが、自分の場合「ちょっと訳あり」（後述）なので、リアフェンダーも外しておく事にする。「急がば回れ」という格言もある事だしね。 　グラブバー前部の取りつけボルトは、アルミのカラーを介してノーマルと交換するタイプ。これはなんの問題も無い。取扱説明書にあるとおり、ボルトにはグリスを塗り、カジリ付きを防止しておこう。 　後部のボルト、これがちょっと問題だ。 ＜問題１＞グラブバーの台座には、ノーマルウインカーのズレ留めのポッチが付いている。この為ステー同士がぴったりと合わない。途中に何らかのカラーを噛ませてやる必要がありそうだ。 ＜問題２＞ウィンカーは、キャリアステーに用意された位置へと移動する（元のネジ穴はキャリア取り付け用として使用される）のだが、今ついているのは市販の小型ウィンカー。ステーの穴の大きさが異なるので巧く入るかどうか？ ＜問題３＞まったく考慮していなかったのだが、後付けのヘルメットホルダが干渉しそう。これも微妙な位置ではある。	微妙なところだよなあ・・・
案ずるより生むが安し。 　悩んでみても仕方が無い、とりあえず現物あわせでやってみよう。 ＜対応１＞工具箱をひっくり返して適当な厚みのワッシャーを見つける。これを万力で挟んで平らにし、ステー間に入れて様子を見る。うむ、とりあえずＯＫのようだ。強度的にも問題は無さそう、取りつけボルトのナットにはゆるみ止めが付いているから外れる心配もなさそうだ。 ＜対応２＞穴の大きさは本当にぎりぎり、塗装皮膜の分だけキツくなっている程だ。ともあれぐりぐりとボルトをこじ入れてなんとかＯＫ、あ～よかったよかった。 ＜対応３＞仮組みしてみるとこちらもぎりぎり。あれこれ試してヘルメットホルダーのキーがちゃんと回るのを確認。ま、ＯＫって事にしておきましょ。 　あれこれ試行錯誤した割りには、妥協も少なく、キャリア本体はきっちりと付いた。 　本組み前にウインカーの動作確認だけを忘れずに行い、後はネジを締めるだけ。作業時間は約１時間、比較的楽に付いた感じだ。
インプレッション 　 　バイクを表に出して眺めてみる。うむ、思っていた程ゴツい感じはしない。ただやっぱり黒色は今一つだ、アルミのバフ仕上げだったらあと5000円高くてもそっちを買うと思う。 ＃最近の型のV-Maxはブラック仕様が多い事と関係しているのだろうか？ 　小さいかな？と思った荷台部だが、リアシートとのバランスを考えるとこれくらいがちょうど良いのかもしれない。 　このキャリア、買おうと思った一番の目的は、先日買った巨大リアバックを固定したまま給油できることだ。荷物をこれまでより３０ｃｍ程後ろに積めるようになったので、問題は解消する事ことだろう。 　更にストラップの取り付け位置も後ろになるから、フルブレーキング時にバックが前にずれてくる心配もなくなるはずだ。 　自分の尻とバックの間に隙間もできるから、これまでのようにウエストバックを脇に回してつける必要もないだろう。 　これでこれからのシーズン、キャンプツーリングも万事ＯＫ…かな？（笑）	思っていた程ゴツくはない。
インプレッション２ 　後日、四国で使ったリアバックに荷物を満載してキャンプに出かけてみる。 　う～む、妙にふらふらする。荷物の積み方のせいか、それとも他に原因があるのかはわからないが、峠道の切り返しが怖くて仕方ない。（雨天だったせいもあるが） 　それではと、給油口を塞がない範囲でできるだけ前に荷物を積んで再テスト。うむ、多少はよくなったようだ。後輪荷重も度が過ぎると安定感を減らすという事なのだろうか？空気圧やフロントのヘッド周り、リアサスのイニシャル調整等、これからいろいろと試してみよう。

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